Identitial

手を出したがりの人の備忘録にしたい

僕から見えるMAの景色

普段まともにブログを書かない私ですが,MAイスターということもあって,アドベントカレンダーに参加させて頂いてますので,久しぶりに投稿します. 久しぶりにというか,去年のアドベントカレンダーを書いて以来,このブログ更新してないんですがね.何かしら書いていこうと思います.

Mashup Awards(MA)とは

MAのアドベントカレンダーから見に来る人が多いでしょうから,普通の説明は割愛します.(参照) あくまでも個人的見解ですが,MAとは

  • 変な人が集う場所
  • すぐにいろんな人と打ち解ける場所
  • 悔しがる場所
  • 元気をもらう場所

変な人が集まる場所

言わずもがなですが,MAには変な作品が多いです. 変な作品は変な人が作っています. 一見普段は真面目なプロダクトを作っていて,おとなしそうな人でも変なもの作ってきます.

田中さん

ご存知の方も多いかもしれませんが,田中さんです.普段は真面目にAndroidアプリ開発会社にいて真面目に仕事されています.たぶん

でもMAにくると 田中MA

おかしくなります

MAがひとを変にしてる説

これあると思うんですよ. もれなく僕も変な人です.

すぐにいろんな人と打ち解ける場所

みんな変な人なんですよ.その人たちが集まると何が起こるかというと,お前変な奴だなバトルが始まります.

「いやー,僕これめちゃめちゃ好きなんですよ!ぶっ飛んでて!」

「私もあなたの見ました!可笑しくって仕方ないです」

と言った具合に.

よくMAでは作品は名刺代わりというのですが,名刺どころか初対面でも話をする為の潤滑油になります.

だからこそ,ハッカソン後,プレゼンバトル後の懇親会は楽しいのです.

悔しがる場所

まずはこの作品見てください.

hacklog.jp

加速度で人の動きとって遊ぶ,そんなことはハードウェアかじった人がいれば簡単なんですよ.(土井さんごめんなさい)

でもそれでストファイやるのは思いつかないんですよ. こういう時,悔しいと思うんです.まさにMashupされていて,技術的にも問題なくできる,しかも面白い.なのに思いつかないんですよ.こういう作品に出会うとすごく悔しい気持ちになります.

元気をもらう場所

私落語や新喜劇なんか好きで,たまに見るのですが,元気が出るんですよ.それは何でかというと,面白いものを見たり聞いたりすると自然と笑いが出て,楽しいという意識が生まれるからだと思ってるんです.

MAでも同じ現象が起きます.面白い作品を作るのは楽しいですし,人の変な作品を見て笑い,それをより深く知ってまた笑う.

ハッカソンだと徹夜明けだったり,ファイナルだと早朝5時入りだったりしてきついんですが,発表を聞いていると楽しいのです.元気がでます.こういったものがスタッフを続ける原動力にもなっているのかもしれません. それに伴って,MAロスは生まれるのでしょうね.

MA 2017を終えて

前説が長くなりましたが,12/10に東京カルチャーカルチャーで行われたMA2ndステージ,12/16にTABLOIDで行われたFESTAをもってMA2017は無事終了しました. 2ndでは去年に引き続きPAを,FESTAでは機材レンタル発注からオペレーションまで音響PAとネットワーク設備を担当しました. ネットワーク色々とトラブルがあって申し訳ない思いであふれています…次回以降はもう大丈夫になるように鍛錬します…

音響のほうはBGMの選曲が来場者に意外とウケたようで,セトリくださいとまで言われる事態になりました.気分でかけてたのでそんなものないのですが,事務手続きの関係上作りますので気になった曲があった方はお声掛けください.

さて,MAで私が見た面白いと思った物を挙げていきます.(2nd,FESTA両方から)

hacklog.jp

まずForProに出ていたこの作品. 発表者事前アンケートの時点で「ギターとカホンの生演奏あり」と書いてある時点で元ライブハウスPAの血が騒ぎだします.

フットペダルを踏むとバスドラムがなる物は既に製品としてあるのですが,なんとこの作品,自動でカホンを演奏してくれるのです.

とはいえ,「まあどうせアーティキュレーションもクソもない単調な物出てくんだろうなあ.EQで色付けするかなぁ」とか考えていたのですが,見事にそれは打ち破られました.ちゃんとカホン叩いてる音がする…

多分早すぎるとヘッドを増やすとかしないと,→Pia-no-jaC←のような演奏はできないと思いますが,3段階で強弱がつけられ,それをアプリで設定し,ペダルを踏むと演奏が始まる,なんとも素晴らしい作品でした.

hacklog.jp イオン便利だもんね…わかる…

田舎の正義のミカタだよね…

でもこれ,普通にスマホ版作ってみたい.楽しそう.

hacklog.jp これね,何が好きってね,発表が好き.

途中でさっそうと現れて,早口でバックエンドの理論部分を語ってくれる彼.好き.

なるほどわからん」しか感想出てこないけど,MAの良さだよなあ,と思った作品です.

hacklog.jp いいね,和の心の感じられる作品大好きよ,と思っていた矢先,発表のデモで

「今日はMA用にマシンの速度上げてきました!」

その様子は水着を脱水する洗濯機のような,あるいはトムとジェリーが追いかけっこをしている家の概観のような,ものすごい勢いで茶が点てられていくではありませんか. おしとやかに,優雅にとは程遠いですが,非常にいい作品でした.

hacklog.jp

これは衝撃でした.作品も発表も.

まず,腹で…咀嚼…?ちょっと未来すぎておじさんわかんない…

そして他意はないのでしょうけれど,目的語をちゃんと文章に入れましょうね,「お腹は感じやすい」なんて言ってると煩悩まみれの人間には別な意味で聞こえてきちゃうからね,ちゃんとね,若い女の子なんだから「お腹は触覚が敏感で」のように目的語入れてね,解釈の余地をね,残さないようにね…

わくわくって?

解釈のお話がでたので,ついでに今年,というよりは今後10年くらいのMAのテーマである「わくわく」

わくわくと聞くとどのようなものが浮かぶでしょうか. 楽しい情景だったり,メインディッシュが出てくる前のいい匂いのする高揚だったり,旅行直前の日に寝れなかったり.

僕はMAのわくわくというのは,「最先端技術を無駄遣いする」ことだと思っています. 先に言っておきますが,あくまで私の個人的見解です.みなさんはこの解釈である必要はないのです.むしろ,違うからこそ楽しいもので,「わくわく」するものです.

MAの良さは多様性だと考えています.ITの人もいれば,教育関係だったり,官庁の人だったり,議員さんだったり,たくさんの方がMAには関わってくださっています.その多様性があるからこそ,多種多様なわくわくが集まって,大きなわくわくの輪が広がるのではないかと.

これが私の「MAのわくわく」の解釈です.また皆さんとわくわくを持ち寄って,たくさんのわくわくに触れられればいいなと心から願います.